2011.09.04 台風禍
釣りとか暢気な事言ってる場合じゃないな。

超低速台風12号は、紀伊半島を中心として、日本列島全体に大きな大きな爪あとを残してしまった。いまだ予断を許さない状況だ。

今回の超低速の原因は、日本列島北東部の高気圧と、大陸から張り出した高気圧が拮抗し、台風の進路を塞いだことによる。進路を塞がれた台風が、行き場を見つけられぬまま、日本列島上空に居座ってしまい、今回のような大変な被害をもたらしてしまった。

我々が子供の頃は、台風の数こそ多かったが、ここまで激しく被害を及ぼすものはそう多くはなかった。逆に、日照りで給水制限あるいは断水などの方が深刻だった。今、水不足は殆ど聞かなくなってしまった。地球環境が変わってしまったのだ。

第一の原因が、大気圏と成層圏の境目に溜まった二酸化炭素を多く含む温室効果ガスだ。これにより、大気圏に溜まった熱が放散されにくくなり、結果として海水温が上昇した。特に赤道付近から東シナ海周辺にかけての海水温は27℃~29℃という高水温になってしまった。ここから湿った上昇気流がワンサカ湧いているのだ。

加えて、日本列島都市部の地表面のアスファルト化、コンクリート化、建物からの放熱など、行き場がなくなった地表熱が暖かく湿った上昇気流にパワーを与えてしまい、結果局地的ゲリラ豪雨に毎日のように襲われている。これが第二の原因。

お分かりですか? 局地的豪雨は、紛れもなく人災なのです。地球環境が変わってしまったのではありません。地球環境を壊してしまったのです。もともと地球には、全体の環境のバランスをとろうとする能力が備わっています。

極地の氷、森林による二酸化炭素の吸収と酸素の放出、土壌による水の涵養、多孔質岩盤による水の涵養などなど、バッファ機能が備わっている。

それをすべて人間がぶっ壊してしまったのね。

ここのところ【観測史上最大の降水】とか、【観測史上最高気温】とか、【観測史上最高】が毎日のように喧伝されているが、このままでは、これからも【観測史上最大の○○】は、毎年更新されて行くであろう。

『今までこんなことはなかった』はもう通用しない。地球環境は確実に金星に近づいているのだ。

危機管理の欠如が世界的に著しい日本人。平和ボケではこの先生きて行けないのです。

台風12号により被災された方々に対し、衷心よりお見舞い申し上げます。
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