海でのウキ釣りに欠かせないコマセ。タダ撒けばいいというものではない。実に難しく、奥が深い。

ある特定の魚を釣りたいとする。となると他の魚は外道だ。

何でもいいから釣れてくれという人は、とにかく金にモノを言わせ、いっぱい撒けば良い。

民主党のような中途半端なバラ撒きではなく、ロッキード社の如く徹底的に撒くべし。

しかし、明確なターゲットがある釣り師は、そのターゲットだけを寄せたいと思っているはずだ。

これが難しいのだ。

特定のターゲットの嗜好にマッチしたコマセというものは確かにある。マルキューのホームページを見ると、対象魚種ごとに何十種類ものラインアップが揃っている。

しかし、特定のターゲットだけを寄せるコマセなど存在しない。

大概は雑魚にやられてしまう。スーパーマーケットのウインナーの試食コーナーが、一銭も持ってない子供に襲撃され、ケツの毛までむしられるのと一緒だ。

こういう『招かれざる客』を回避し、本命にだけ想いを届ける工夫が必要だ。バレンタイン前の女子と同じように、本命に届かなければ、バラ撒きも意味がない。

ではどうすれば良いのか?

明確な答えはない。しかし、効果がある策は無くはない。

現場に着いたら、まずはデロデロのコマセを足元に投入する。なるべく比重が軽く、かつ濁りが出るように調整したユルユルの義理チョコをひたすら足元に撒く。

足元で雑魚がパニックを起こすほどにバラ撒く。

その後、やや硬めに調整した本命チョコを、やや遠いところにピンポイントで撒く。

この時に気を付けたいのが『コントロール』と『潮の流れ』だ。

へたっぴは、ほぼ99%、『隣の釣り師のため』に一生懸命コマセを撒いていると思って間違いない。

一投目に、そのコマセがどっちへ流れて行くか、どの程度のスピードで沈んで行くか、また、水中での広がり方はどうか、注意深くウォッチしなければならない。

釣りは『魚の鼻先に餌をちらつかせることができた奴』の勝ちだ。

せっかく高い金払ってコマセ買って、他人のためにせっせと撒いているようでは世話がない。

それを狙って、自前でコマセを用意しないで本命を次々と釣り上げる老獪釣り師がいることをお忘れなく。
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