釣りの技術は日進月歩。釣具メーカーは、新しい仕掛け、道具を次々とリリースし、釣り番組では、新しい釣り方を毎回紹介し、スポンサードしているメーカーの新製品を使って次々とターゲットを釣り上げ、あるいはド素人のギャルタレントを多用し、釣り人口の拡大→釣具業界の活性化に余念がない。

こうして次々と新しい製品がリリースされてくると、ひとつのメーカーが同じような製品を複数出す場合、お互いが競合しないよう、『カテゴリー』を細分化する必要が出てくる。

すなわち、『メバル専用仕掛け』とか、『チヌ専用』とか、魚種ごとに『専用タックル』を銘打って、いかにもコレじゃないとダメなんです的な売り方をする必要がメーカー側にある。

昔から釣りをしている貴兄なら、そういったメーカー主導のメディア情報の氾濫に踊らされることもないであろうが、何でもかんでも新し物をコレクションしてしまう、若葉マークの諸兄は気をつけられたい。

たかが魚釣りに、ある魚種『専用』タックルなんて存在しない。強いて言えば、エギやイカツノ、タコテンヤなどの『罠系』のものは、専用タックルと言えるであろうが、基本は竿、リール、糸、(ウキ)、錘、針、エサの組み合わせである。乱暴な言い方をすれば、魚がいるところにエサを落とすことが出来れば釣れる(ルアーフィッシングはアクションが必要だが)。

確かに『○○専用』と銘打っている仕掛けを使うと、その○○がたくさん釣れそうな気はする。しかしだからといって、○○専用と銘打っている道具をターゲットの都度買ってしまうようでは、メーカーの思う壺。

また、専用仕掛けを必要とする魚もいなくはない。口の小ささと針掛かりさせられる部位の少なさ、摂餌行動の特殊性から、一瞬のアタリで唇にチョンと針掛かりさせられるよう、針の先端がわずかに内側に折り返されただけの『ハゲ針』を使う(方が良い)カワハギ釣りなどは典型的な例だ。

しかし、魚種ごとに仕掛けを揃える必要はない。そんなことするなら、同じ仕掛けのサイズバリエーションを揃えたほうがよっぽど良い。

仕掛けは魚種ごとに揃えるのではなく、釣法ごとに揃えるものだ。その釣法に適した仕掛けを3サイズくらい持っていれば問題ない。

あれこれ道具を揃えたところで、そのうち面倒になって、どこへ行っても何を狙うにしても、いつも同じ仕掛けになって行くから(笑)。
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