むかしむかし、地球上に霊長類ヒト科ホモ・サピエンスと、後に名付けられた生き物がデビューした頃のオハナシ。

それまでの旧人は、自らの生命を維持するために、木の実や、大地を駆け回る動物、虫、水辺にいる魚や貝等を捕らえて食べていた。

しかし、武器を持たない彼らには、動き回る生き物を捕まえるには困難を極めた。

究極の弱肉強食の社会。ボンクラは食糧にありつけず飢え死にするのが運命であった。

稀に自然発火によって起こる山火事のあとのガサ入れで、運がいいやつは、焼け死んだシカやウサギなどを見つけ、焼き肉を覚えた。生肉よりうまい。

しかし、残念ながら彼らは基本的には動物を素手で捕らえるか、拾い食いしか飯を食う術がなかった。

焼け死んだシカやウサギなどの骨をどうにかしようなんて考えもつかなかった。ましてや意図的に山火事を起こす術など持つはずもなかった。

さて、その後に出てきたはじめ人間ギャートルズは、石を巧みに加工し、狩の道具を発明する。はじめのうちはただの礫弾として、ターゲットに投げつけるだけだったのかも知れないが、割れた石を見た頭のいいゴンちゃんが、石を刃物として使うことを思いつく。

そして、石で作った刃物は、矢という飛び道具に発展する。

この飛び道具は、ギャートルズたちにとって、最高の発明だったに違いない。

何せ、自分の手が届かない場所にいるターゲットをゲット出来るのだから。

しかしこの頃はまだ弓がない。矢は単に投げる道具だった。

さて、石の加工を覚えたギャートルズたち、どうしても鳥と魚がうまく捕まえられない。

槍投げでは鳥を落とすことができないのだ。魚はひょっとすると、浜口優のように、突きん棒にして捕まえたかもしれない。

ギャートルズにとって、鳥と魚はマンモスを捕まえるより難儀したに違いない。この時代においても、ボンクラは食うに窮していたことだろう。要領のいいスネ夫のような男は、巧みにジャイアンに擦り寄り、獲物のおこぼれをもらいながら生き延びて行った。

狩のうまいやつがボンクラを僕として扱う縦社会の始まりだ。

時代は石器の大ブーム。石器を器用に加工できるやつは女にモテたであろう。

さてさて、その頃、頭はいいが運動ができない、丸尾くんのようなやつがいたかいないかは知らないが、食った獲物の残骸を利用しようとしたやつがいた。

動物の骨だ。釣り針が発明される前に、『もしかしたら魚はエサをつけたワナを沈めたら、食いつくかも知れない』と考えた男がいたのだ!

丸尾くんは頭がよく、獲物の居場所を探すことがうまかった。しかし、全くの運動オンチなので、いつも獲物を小杉君に横取りされていたのだ。丸尾くんは、何とか小杉君の横暴を止めたいと考える。

その後丸尾くんは、日夜骨の研磨に没頭する。そして苦節3年、ついに人類史上初の釣り針が完成するのである。

あれから数万年。魚が釣れなくて飢え死にするやつはいなくなったが、ボンクラが獲物にありつけないのは、太古の昔も今も変わりませんな(笑)。

え、俺?

ギャートルズだったら間違いなく餓死したクチだな(^-^)
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