ガキおやじは、いわゆる競技釣りに参加したことがない。

子供の頃、父の職場の釣り大会には何度か参加した。

しかしそれは父が勝手に息子をエントリーしたものであって、ガキおやじの意思ではない。

釣りの技量がないから、競技なんか出たところで上位入賞は無理だし、『相対的な自分の実力を知る』ことにも興味はない。

テレビに出ちゃうような競技釣り上位常連の有名人たちと、ガキおやじのような、釣りが第一義でなく、酔い潰れてテレポート帰宅に失敗するようなテキトー釣り師が同じ土俵に立つなんて、その大会の価値を貶める結果となるに決まっているのだ。

娘にも勝てないダメ釣り師だよ。競技会荒らしの凄腕の皆さんと同じく語られてはイケナイの(笑)。

それと、『競技が嫌い』ってのもあるかな。

まず競技釣りには自由がない。タックルに制限があったり、指定エリアでしか釣りができなかったり。

しかし一番嫌なのが『制限時間』があることだ。

ガキおやじにとって、釣りは休日の楽しいレジャーであって、釣果を追い求め、他人を出し抜き上位入賞を目指すストイックなアクティビティではない。

釣り開始の時間も納竿の時間も自分の一存で決めるのだ。

ダメならすぐに納竿したいし、行けると思ったらトコトン追いかけたい。

仕掛けも自分の定番が決まってるし、タックルも決まっている。

酒飲みたいし、昼寝もしたい。ラジオも聴きたいし、他人のクーラーボックス覗いて歩き回りたい。

テメエのヘタレ振りを棚にあげてビギナーに講釈垂れたいし、その場で獲物を食っちゃいたい。

そんな自由な時間が、競技釣りにはない。

『自分がいかに楽しめるか』を追求するのが『趣味』だ。他人を出し抜いて上位を狙うことに安息と快感を覚えるなら、それも立派な『趣味』だ。

しかしガキおやじは、競技には興味はない。

自分の実力は自分が一番よくわかっていて、他人と比較するものではない。第一、ルールや制約があったら楽しくない。

仲間と昔話で盛り上がり、子供と戯れ、自然を満喫し、あわよくばオカズを釣って帰る。

仕事を忘れ、誰とも争わない平和な休日。

こんな素晴らしい一日を楽しんでいる。

ガキおやじは『永遠の初心者』だ。なぜ競技に出る必要があろうか。
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